『今を生きる』という言葉を聞いた事ある方もいるのではないでしょうか。
一般的に言われている『今を生きる』というのは、過去や未来に囚われない生き方を指しますが、ではその“今” とは具体的にいつを指すのか。
今日という日を“今” とするのか。
たった今を“今” とするのか。
この“今” の捉え方一つで、小さなしあわせの一歩が変わってくるというお話しを今日はしたいと思います。
イマココの “今” とは
ここでいう “今” とは、“節目毎” と考えると伝わりやすいのではないでしょうか。
時代を現わすような広い意味での“今”ではなく、今日という“今” でもなく、1つ1つの行動毎・・・という感じです。
例えば、主婦であるなら「ゴミを出す」「朝ごはんを作る」「朝ごはんを食べる」「掃除をする」というような、行動毎を節目と捉えます。
行動毎に時を捉え、その時どういう気分で過ごしたいか を考えながら生きる。
これが 今ここに生きるのイマココとなるのです。
今お茶を飲んでいるなら、そのお茶を味わう事だけに視点を合わせる、それ以外は考えない。
未来の心配や過去を思い出して考えたりしない。
お風呂に入っているなら、温度や心地良さだけを考える。
「イマココ」だけを考える。
これがイマココ生活です。
1日をこれだけ細分化して丁寧に生きると、常に自分の心の声に耳を傾けていかなければなりません。
自分の声を一番に聞いてあげる生活へと変わっていく事は、誰よりも自分を一番に考えていく事になります。
これが、小さなしあわせ の一歩です。
イマココ生活が小さなしあわせに必要な理由
あなたの人生は誰のモノでもありません。
でも誰か(家族など)と生活しているとどうしても自分より家族を優先して生きてしまいがちです。
とかく妻や母親という立場になると、自分よりも夫、自分よりも子供・・・自分自身の人生なのに、自分以外の誰か(例え家族でも)を優先して生きていく事になります。
あなた自身が「私は家族のために生きる」と決めたのなら、あなたが決めたのですからそれでも良いかもしれません。
でも、自分の時間も持ちたいし、自分で決めたいことはたくさんあるのに、何となく家族を第一に考えて何でも決めてしまうようだと、そこにあなたが決めた というあなた自身の心がありません。
あなたの人生にあなたが存在しないような状態になってしまい、どんどんあなたの力は失われてしまいます。
自分の人生をしあわせに生きるために一番必要なこと、それは自分のパワー(エネルギーと言います)をしっかり自分に宿す事です。
そのためには、自分自身を大切にする生き方が大切です。
自分で考える
自分で判断する
自分で選ぶ
自分で決める
自分で責任をとる
すべては自分の生き方。
それをするためにはイマココに意識を向けて自分の心(気分)に沿った生き方が必要です。
それが出来てこそ、自分軸が確立していき心が満たされていきます。
イマココに意識を向ける
あなたはご自身のイマココをどれだけ大切にして生きていますか?
そこに他人の考えは必要ありません。
人の目も必要ありません。
「本当はやりたい事があるのに、それをやったら他人(家族含む)になんて言われるのか・・・」
「歳も考えないで恥ずかしい・・・と思われるんじゃないか」
こんな思考であなたの人生を決めてしまっていることってありませんか?
でもこれって、自分軸ではないですよね。
あなた自身は「やってみたい」と思っているのに、他人の言葉・目を優先してしまっていますから。
これではイマココに生きているとは言えません。
イマココ生活に必要なのは、他人の声ではなく自分の心の声です。
いつも「自分はどうしたい?」と自分自身に聞いてみてください。
これを自己対話というのですが、毎秒毎分、常に自己対話で自分の心の声を聴いてください。
些細な事かもしれませんが、これをするだけで、あなたのエネルギーは満ちてきます。
イマココで私はどうしたいのか。
小さなしあわせのはじまりです。